管理・運営者の紹介

略歴

早稲田大学大学院修士課程修了

埼玉県中学校相談員

東京都内 教育相談員・スクールカウンセラー

 

資格

公認心理師

臨床分子栄養医学研究会 認定カウンセラー

ナチュラル&ミネラル食品アドバイザー

療育整体師

 

小波津式神経筋無痛療法マスタープロジェクト修了

 

現在は...

こどもラボ ホロホロ主宰 個別相談・コンサルテーション(専門家・保護者)・研修(学校・事業所等)

明蓬館高等学校 SNEC(スペシャル ニーズ エデュケーションセンター 通称 すねっく)相談員

児童発達支援・放課後等デイサービス 発達・教育アドバイザー

海外駐在日本人支援(シンガポール・タイバンコク)

 

 

初めまして。

こどもラボホロホロの管理・運営をしております鈴木伸行と申します。

 

塾、教育相談、スクールカウンセラー、療育機関など、様々な機関で子どもと関わってくる中で、大人の働きかけによって、子どもの可能性は広げることも、狭めることもできると感じました。

 

発達に凸凹のある子どもたちと日々接する中で、確かに苦手なところもあるものの、それを考慮してもなお余りあるくらいの能力を持ち合わせている子も少なくありません。

 

その能力は、到底私なんかではかなわないものです。その能力を使えば、世の中の大きな貢献につながるのではという思いを持っています。

 

でも、私が出会う子どもたちの多くは、その能力のすごさを伝えても「いえ。自分なんてそんな…」「もっと、できる人はいますから…」などと言います。

謙虚さ、謙遜とかではなく、本当に自分のその力、能力に自信を持てていない子どもたちが多くいます。

 

そんな子どもたちに私は聞きます。

「このすごい力を親御さんや先生は知っているのかな?」

 

多くの子どもはこう答えます。

「誰にも言ってない」

「言ってもどうせ分かってくれない」

「誰でもできることだし…別に」

「言っても、『そんなことできても意味がない』って言われた」

「そんなことより机の周り片付けなさいって」

「それができても、普通のことができないと意味ないんだからね!って逆に怒られた」

 

子ども自身が自分の力を認め伸ばす以前に、大人の関わりのところで止まってしまっていることが分かりました。

 

発達に凸凹のある子どもたちのうまくできなさ、その裏にある理由は、子どもの努力不足でもやる気のなさでも親や先生への反抗心でもありません。

子どもなりに、期待に応えようと一生懸命やった過去もあったと思います。

 

それでも、できないのです。一生懸命やって、何とかできたこともあったかもしれません。

そうなると、今度は「ホラ!やればできるんだからちゃんとやりなさいっ!」と言われてしまうこともあるようです。

子どもは、そこで『もう絶対やらない!』と決めてしまうこともあるようです。

 

できる力を伸ばさずに、できないところを埋めるために、懸命になってつぶれてしまう子も少なくありません。

 

 

幸いなことに、教育の分野の心理士にとっては多くの方が知っている上野一彦先生(WISCを日本で取りまとめ、刊行委員の委員長をされております。LD学会の理事長を務められたり特別支援教育士資格認定協会の設立に関わられたり、心理の分野で国家資格化した公認心理師の資格化へもご尽力された先生)から、研修等で10年以上ご指導を受けさせていただいております。

 

ご指導を受けた知見も含めて、子どもを思って関わる大人の方たちに、私なりに何かできることはないかと考えました。

そして、子どもの可能性を広げるために、私なりに伝えられることを伝えていこうと決めました。

 

こどもラボホロホロで、子どもと関わる大人の方に役に立つと思われる研修(自主研修)を毎月行ってまいります。

また、個別での発達相談、発達検査から見える子どもの特性の把握理解と対応、小グループでの子どもとの関わり方相談会、事業所や学校での職員向け研修や保護者向けの講演会などもオファーがある際には、喜んで引き受けさせていただいております。

 

少しでも子どもに関わる大人の方が、

子どものうまくできない行動の背景の理由を知ることができれば・・・

 

子どもへの関わり方が変わります。

大人の関わりが変われば、子どもは変わります。

子どもは、自分で成長します。

子ども自身が、自分の個性を伸ばしていきます。

子どもの可能性が広がります。

 

我々大人たちが、子どもの可能性を広げる応援団になれることを願っています。


2020年4月11日 日刊ゲンダイにて記事が掲載されました。

全ての方に、感覚統合について理解を深めていただきたいという思いがあります